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今回の記事は、弊社が専属で運搬させていただいてます「矢倉ヒューム管工業」でのヒューム管の積込み作業の様子を紹介させていただきます。
当日はシングルトレーラーとダブル中低床トレーラーの2台が積込みを行いましたが、今回はシングルトレーラーの積込み作業の様子を紹介させていただきます。
中低床トレーラーの積込み作業の様子は後日、改めて投稿いたします。


今回、積込む荷物は内径2100ミリのE管になります。
ヒューム管は大きく分けて2種類あり、E管はストレート状のものを指します。
対してB管はラッパ状の形状になっています。
細かく分類するとさらに細分化され、数種類に分類することができるのですが、今回は積込み作業の紹介とさせていただいておりますので、ヒューム管の詳細等に関しましては、また別の機会に紹介させていただきます。
まず、ヒューム管を積み込むに際して、荷台をフラットな状態にしておきます。
そして、前に転がらないように、スタンションや床リン木で前当てを設けておきます。
その後、ヒューム管を置くごとに後ろから歯止めを差し込み、固定していく、という流れで1個ずつ安全確認を行いながら確実に積んでいきます。


上の画像は固縛終了後の前後からの荷姿の画像になります。
前と後ろ両方に床リン木とスタンションを用いて、前後に転がらないように固定しております。
さらにワイヤーで天張りかつ同巻きの状態を作っております。
これにより、数個のヒューム管が1個の塊に圧縮されたような状態を作っております。
さらに、台車とも一体となった状態も作っておりますので、よほどのことがない限り荷物は動かない状態になっております。
また、内径2100ミリのヒューム管は、外径が約2400ミリありますので、固縛の際にワイヤーを投げる時にはちょっとしたコツが必要です。
ワイヤーの端にロープを縛り、そのロープをヒューム管の向こう側(前側から後側)へ投げる訳ですが、これがなかなか上手くいきません。
これは経験を積みながら徐々に習得していくことのできる技になります。


その他にも、真ん中の荷物に中通しを施しておきます。
これにより、万が一、固縛が緩んだ場合でも、真ん中の荷物はフリーにならず、前の荷物に寄り添って固定されるようになります。
とは言っても、完全な固縛方法ではないので、あくまでも保険をかけて、リスクを軽減させる程度のものになります。
肝心なことは、運行途中で頻繁に荷物の状態を確認し、必要に応じて増し締めを行うことです。
弊社では、運行ルート上で荷物の状態を確認するポイントを定め、社内で共有し、荷崩れを防止するための運行計画の策定を徹底しております。


今回はヒューム管の積込み作業の様子と、積込み作業にかかる注意点などを紹介させていただきました。
今回はシングルトレーラーの紹介でしたが、後日、ダブル中低床トレーラーの紹介も投稿させていただきますので、そちらの方もご覧いただけましたら幸いです。
ここ数日の大雪で、関東の方は大変な状態になっております。
弊社ドライバーも数人、足止め状態になってしまっていますが(苦笑)
明日からは気温が上がっていき、来週はとても暖かい日が続くとのことなので、とりあえずは一安心といったところでしょうか。
今回も最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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